Making-006:シーンメイキングの小技と注意点/スタジオTips with HoneySelect2

 ハニーセレクト2(HoneySelect2/ハニセレ2)のシーンメイキング時の小技と注意点を以下にまとめています。

【首方向の簡易調整】

アニメーションを使用している場合、首の方向はデフォルト(初期設定)が決まっていますが、シーンのイメージに合わせてその方向を変えたい場合があります。その場合、いわゆるIKやFKを使って方向調整をすることになるのですが、初心者にはハードルが高いです。

そこで、IKやFKを使わずに、ある程度好きな方向に首を向けることのできる方法をお伝えします。やり方は簡単で、首を「カメラ」に向ける設定に変え、好きな方向に首が来るようにカメラを動かして、そのあと首を「固定」します。

アニメの首の方向は、下向きのため、顔が見えない

そこで、「anim」→「キネマ」→「首操作」を、
「アニメ」から「カメラ」に変更すると、首がカメラに向く

向かせたい方向になったら、「首操作」を「固定」に変更

「固定」にするとカメラを追随しなくなるため、
カメラ位置を変えても首方向は変わらない

これである程度好きな方向に首を向かせることができますが、関節上、無理な方向に向かせることはできません。
なお、「首操作」だけでなく、「視線」も同じ方法で調整可能です。

【男性キャラ透明化】

 現実性を重視すると、モーションや角度によって、男性器を咥えている女性の顔をカメラでうまく捉えられないなど、本当に撮りたいモノが撮れないことがあると思います。HoneySelect2のスタジオの場合、そういった現実を無視することができる点が、他にない利点だと思います。地中から(つまり、ありえないほど下から)撮影したり、行為の途中に接写したり。ここでは、そんなあり得ない撮影方法のひとつとして、男性の体を透明にして、モノを咥えている女性の顔を撮影しています。

体を透明にする方法は、少なくとも3つあります。それぞれ利点と欠点があります。

  • 1.キャラクターの表示/非表示を「非表示」に切り替える
  • 2.Invisible Bodyのmodを使う
  • 3.キャラクターの単色化をオンにして、透明度を上げる

1. キャラクターの表示/非表示を「非表示」に切り替える
男性キャラだけを丸ごと非表示にする方法です。
男性キャラクターに紐づく全てが非表示になります。そのため、男性器も消えます。Scripted Dickを男性キャラクターの下腹部等に紐づけている場合も同じく消えます。(男性器をScripted Dick+Nodes Constraints等でキャラクターと直接紐づけていない場合は、問題ありません)。
キャラクター表示を「表示」にしている場合
キャラクター表示を「非表示」にした場合

2.Invisible Bodyのmodを使う
男性キャラクターの「体」だけが非表示になります。服を着せている場合は、服は残ります。男性器をScripted Dick等の外部アイテムではなく、キャラクターに直接ついているものを使う場合は、一緒に消えます。
Invisible Bodyを「オン」にした場合
服は残って手が消えています

3.キャラクターの単色化をオンにして、透明度を上げる
男性キャラクターが服ごと単色になり、透明度を上げることで完全に消すことも薄っすら残すこともできます。男性器をScripted Dick等の外部アイテムではなく、キャラクターに直接ついているものを使う場合は、InvisibleBodyと同様、一緒に消えます。
単色化して透明度を上げた場合

【アニメとポーズの違い】

ハニーセレクト2のスタジオで、女キャラ男キャラ問わず、キャラの体勢を設定する方法は、3つあります。

  • 1.アニメ(「anim」→「アニメ」)
  • 2.ポーズ(「anim」→「キネマ」→「ポーズ」)
  • 3.IKとFK(「anim」→「キネマ」→「FK」「IK」「FK&IK」)

このうち、3.IKとFKは高度技術のため、ここでは1.アニメと2.ポーズの違いを説明します。

同じ画面に、左側にアニメ、右側にポーズで体勢を設定しています。基本的に、アニメは動き、ポーズは動きません。 ※初心者以外の方は、ポーズで体勢を設定して、関節にギミック(上下運動等)を紐づけて動かしていますが、そのテクニックはここでは前提としないため、ポーズは「動かない」ものとしています。

左がアニメ、右がポーズ
また、「anim」→「キネマ」で設定できる動き(特に「首操作」)も、アニメの場合は繁栄されますが、ポーズの場合は反映されません。次の画像は、それぞれ「首操作」で「カメラ」を設定し(カメラに首が向く設定)、カメラ位置を変えてみたのですが、ご覧の通り、左側(アニメ)は首が動きますが、右側(ポーズ)は首が動きません。

左は首がカメラを向き、右はカメラを無視

【環境音の追加】

 ハニーセレクト2(HoneySelect2)のスタジオで、環境音を出す方法は2種類あります。一つは、「Sound」の「外部取り込み」で外部ファイルから音を出す方法、もう一つはアイテムで環境音アイテムを追加する方法です。それぞれ長所と短所があります。

1.「Sound」の「外部取り込み」で外部ファイルから音を出す方法

「Sound」→「外部取り込み」から、鳴らす環境音のファイルを選択し、プレイ(右三角形)ボタンを押します。環境音ファイルは、スタジオ起動前に、\UserData\audioの下に格納しておきます。ファイルはmp3はダメで、wavファイルである必要があります。あまりwavファイルはネットで置いていないので、mp3で取得して、wavファイルに変換する方が早いかと思います。

長所はどんなファイルでもwavファイルなら鳴らすことができること、短所は鳴らす/鳴らさないの制御がスタジオ内でできないことです。

「Sound」→「外部取り込み」で環境音を鳴らす

2. アイテムで環境音アイテムを追加する方法

こちらは該当するアイテムのmodが必要となる場合があります。「add」→「アイテム」→「3DSE」や「Dirty's 3DSFX」、「KA Sounds」あたりが、環境音用のアイテムとなります。これらを任意の場所に呼び出して選択し、「アニメ」→「アイテム設定」のオプションを「オン(点灯)」にすれば、音が出ます。

長所はアイテムのため好きな場所に配置でき(場所によって聞こえ方も変わる)、オン/オフもスタジオで制御できること、短所はmodで用意されているものしか使えない点です。

アイテムとして環境音を鳴らす

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