Making-004:基本アニメの部位調整/スタジオTips with HoneySelect2
Discordや勝手にアップローダーさんにUpされているシーンを見ると、多いのはIK・FKでつけたポーズをギミックで動かすタイプのアニメです。ただ、初心者にはハードルが高いことと、最初から入っている基本アニメのモーションが秀逸なため、基本アニメ中心に動かしていてもそれなりのクオリティのシーンが作れます。
ただ、ここで少し問題になるのは、基本アニメが「Illusion社が想定する範囲のカラダを前提に作られていること」です。つまり、キャラメイクで思いっきり爆乳にしたり、巨尻にしたりした場合、基本アニメの調整範囲で収まらず破綻する、ということが起きます。具体的には、男性の手が乳房を貫通したり、女性の手が自身の尻に埋め込まれたりするのです。これでは、まったく臨場感がなく、エロさもありません。
そこで、ここでは、Nodes Constraintsを使って、基本アニメで破綻している部分を修正する方法をお伝えします。
【基本アニメの部位調整】
以下の画像のように、キャラを巨尻にした場合、後背位等の尻に手をつくアニメーションで、男の手が女の尻に埋まります。男側のアニメの「補助1」を目一杯調整しても、これが限界でした。
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巨尻キャラとのシーンだと、バックHの際に尻に手が埋もれる… |
これを調整していきます。
STEP1:まず、男のコピーを2体作ります(「objcopy」ボタンを2回押下します)。2体のコピーはいずれも「非表示」にします。
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右のウインドウの「objcopy」ボタンを2回押下して2体のコピーを作り、コピー2体を「非表示」にする |
STEP2:ついで、全アニメーションを同期させます(ReALLボタンが便利)
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「anim」→「アニメ」から「アニメコントローラー」を呼び出して、「ReALL」ボタンを押下し、全アニメを同期 |
STEP3:Nodes Constraintsで、位置調整したい部位(ここでは右腕と左腕)の動きをつなげます。具体的には、本体側とコピー側一つ目のcf_J_ArmUp00_Rとcf_J_ArmLow01_R、本体側とコピー側二つ目のcf_J_ArmUp00_Lとcf_J_ArmLow01_Lについて、非表示にしたコピーの方をParentに、表示している本体の方をChildにして紐づけます。
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左側に出ているウインドウがNodes Constraints。Ctrl+nで呼び出す。右腕分2つ、左腕分2つ、計4つの紐づけを行う。 |
STEP4:非表示側のコピーのキャラを、調整したい方向に動かします。右腕に紐づけたコピーの方は少し右前側へ、左腕に紐づけたコピーの方は少し左前側へ移動させます。本体とコピーは同じモーションをしているため、アニメーションへの影響は最小限にできます。
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補正後。指がすべて見えて、よりがっしりと尻をつかんでいる感じになっているはず。 |
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非表示のコピーを2体とも表示させると、こんな感じ。少しずつ位置をずらしているのが分かる。 |
【発展編:フェラ口の作り方】
フェラチオのアニメでは、表情の「口」を11番(ほどほどに開口)か13番(大きく開口)にすることになりますが、上下に開けただけのため、あまり「咥えている」感が出ません。そこで、Nodes Constraintsで頬と口を少し前に突き出させると、少しフェラ顔っぽくなります。方法は簡単です。「基本アニメの部位調整」で説明した方法を用いて、女キャラの本体とコピーのcf_J_CheekLow_Lとcf_J_CheekLow_Rおよび口のcf_J_MouthBase_Trの3点を紐づけ、コピー側を少し前に動かします。
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調整前。口は上下に開かれている。 |
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